医療は、医師を中心とした利害関係者や既得権益で運用されています。真に国民、患者の立場で運用されなければならないはずが、実質的には営利を目的として医療機関は運営されているのが現状です。法的には、医療法人は営利組織ではなく営利を目的としてはならない規定になっていますが、形式のみで実質は営利を求める組織として運営されています。真の民主主義国家とはどんな国家を言うのでしょうか。共産主義や夜会手技ではなく医療と教育に国民の負担んが掛からない制度の国を民主主義国家と呼ぶと定義することは間違いでしょうか。弱い者が損をする、泣き寝入りをする。金持ちでなければ医師になれない制度は良いと言えるのでしょうか。国立の医学部を増設し、奨学金制度を充実させ、貧乏人が医師に成れる環境を作りことで儲け主義の医師が少なくなるのではないでしょうか。大学医学部は、この50年の間に設立認可されたのは成田にある国際医療福祉大学のみです。医師が不足気味であっても大学医学部の増設または入学定員を増やそうとしません。医師会は「これから人口が減ってゆくので医師を増やす必要はない」と。しかし、現在が不足しているのですから今、医師を増員すべきです。しかも、私学の医学部では学費が膨大な額になりますから医師になってから取り戻そうとするのは当たり前でしょう。もし、国家の費用で優秀な医師を育てれば、その医師は社会貢献をしてもらえると思うのですが、私たちは社会主義者ではありませんが、キューバは、医師の給与とタクシー運転手の給与が代替同額なのです。しかも、医療費も教育費も無料です。腎臓衣装にも費用が掛かりません。我が国は、貧乏でいること、差別をすることの自由がありますが、人として真に自由はあるのでしょうか。真の民主主義とはどんな国家を言うのでしょうか。考えさせられてしまいます。
医療改革から話がそれてしまいましたが、医療制度の矛盾は、我が国の国家制度の根幹にかかわる問題がそこのはあるように思えてしまいます。医療業界の身分制度も医師を頂点とした確りとした身分制度が確立して課企画を許しません。医療は医師が中心ではなく患者が中心で得なければならないと思うのですが。チーム医療も医師を頂点とした身分制度の上に成り立っていては真のチーム医療は構築されません。看護師や薬剤師は医師の下であってはならないのです。それぞれが専門職として存在しなければなりません。医師は薬のことは薬剤師より知識が劣ります。調剤には薬剤師に相談すうべきですが医師は自分が上と考えていますので薬剤師に相談する医師は少ないのです。
我が国の具体的医療制度改革は、
1 医師の増員
2 国立大学医学部の増設
3 医療人の身分差別の禁止
4 医師の医療に関するオールマイティーの廃止
5 医療法人の実質的営利追及の禁止
6 医療カルテの患者管理の徹底
7 国立医療情報(カルテ)機関の設置
8 医療費の自己負担の再検討
9 その他